ビジネスモデル・キャンバス(Business Model Canvas)
概要
事業の構造を「顧客・提供価値・収益構造・コスト構造・主要活動」など9要素で可視化し、ビジネス全体を俯瞰・設計・検証するためのフレームワーク。
評価(1–5)
応用度:: 5
即効性:: 4
理解難易度:: 2
誤用リスク:: 3
評価コメント
評価コメント:: 事業全体像を一枚で整理できる強力なツール。ただし、埋めること自体が目的化すると浅い設計になる。
最初の一問
- 「この事業は、誰にどんな価値を届け、どうやって収益を生むのか?」
狙い
- ビジネスの全体構造を可視化する
- 部分最適を防ぐ
- “儲かる構造”を明示する
悪い問い
- 「とりあえず全部埋めてみよう」
- 「プロダクトさえ良ければ大丈夫」
- 「売上は後で考える」
使い方(ミニ手順)
- 顧客セグメントを明確にする
- 提供価値(Value Proposition)を具体化する
- 収益の流れとコスト構造を書く
- 主要活動・リソース・パートナーを整理する
- 全体の整合性を確認する
アウトプット例
- 箇条書き:
- 顧客:スタートアップ経営者
- 提供価値:迅速な仮説検証支援
- 収益:月額サブスクリプション
- コスト:開発費・広告費
- 図の形:
- 9ブロックキャンバス図
- 事業構造マップ
使いどころ(活用例)
- ビジネス:新規事業設計、既存事業の再整理
- 日常:副業モデル設計
- 判断・思考:事業の弱点特定、投資判断前整理
典型的な誤用
- 顧客と価値が曖昧なまま埋める
- 収益モデルを軽視する
- 要素間の因果関係を検証しない
- 一度作って更新しない
他モデルとの関係
- 関連:JTBD、4P / 4C、バリューチェーン
- 補完:VRIO、Moat、フライホイール思考
- 対立:プロダクト偏重思考