トレードオフ思考(Trade-off Thinking)
概要
すべてを同時に満たそうとせず、「何を得て、何を捨てるのか」を明確にすることで、現実的で納得感のある意思決定を行うための思考モデル。
評価(1–5)
応用度:: 5
即効性:: 4
理解難易度:: 3
誤用リスク:: 3
評価コメント
評価コメント:: 意思決定の質を高める基本モデル。捨てることを明示しないと、実質的に何も決めていない状態に陥りやすい。
最初の一問
- 「この選択で、私は何を優先し、何をあきらめるのだろうか?」
狙い
- すべてを取ろうとする思考を止める
- 意思決定を言語化し、後悔や迷いを減らす
悪い問い
- 「どっちも取る方法はないか?」
- 「完璧な選択は何か?」
使い方(ミニ手順)
- 両立しにくい選択肢や価値を並べる
- 自分(または組織)の優先基準を明確にする
- 捨てるものを言葉で宣言する
アウトプット例
- 箇条書き:
- 選択肢A:得るもの / 捨てるもの
- 選択肢B:得るもの / 捨てるもの
- 図の形:
- 2軸マトリクス
使いどころ(活用例)
- ビジネス:戦略選択、リソース配分、プロダクト方針決定
- 日常:進路選択、時間配分、働き方の決定
- 判断・思考:決めきれずに迷っているとき
典型的な誤用
- トレードオフの存在自体を認めない
- 捨てたものを後から蒸し返す
- 優先基準が曖昧なまま比較する
他モデルとの関係
- 関連:意思決定理論、コストベネフィット分析
- 補完:本質思考(優先軸設定)、期待値思考(判断基準)
- 対立:全方位最適思考(すべてを最大化しようとする)