リスク×リターン思考(Risk-Return Trade-off)
概要
選択肢を「どれだけのリターンが期待できるか」と「どれだけのリスクを取る必要があるか」の二軸で評価し、リスクに見合ったリターンかどうかを判断するための思考モデル。
評価(1–5)
応用度:: 5
即効性:: 4
理解難易度:: 2
誤用リスク:: 4
評価コメント
評価コメント:: 非常に直感的で使いやすいが、「リスク=確率」ではなく「損失の大きさ」も含む点を誤解しやすい。
最初の一問
- 「このリターンは、このリスクに見合っているだろうか?」
狙い
- 感情や勢いで判断することを防ぐ
- “ハイリターン”という言葉に引きずられない
悪い問い
- 「どれが一番儲かりそうか?」
- 「リスクがゼロの選択肢はないか?」
使い方(ミニ手順)
- 各選択肢のリターンを整理する(利益・成長・経験など)
- リスクを「確率 × 損失規模」で考える
- リスクに対してリターンが割に合うかを比較する
アウトプット例
- 箇条書き:
- A案:高リターン・高リスク
- B案:中リターン・低リスク
- 図の形:
- 2軸マトリクス(横:リスク、縦:リターン)
- 効率フロンティア的プロット
使いどころ(活用例)
- ビジネス:新規事業投資、プロジェクト優先順位
- 日常:転職、副業、自己投資
- 判断・思考:選択肢が複数あり迷うとき
典型的な誤用
- リスクを確率だけで考える
- 下振れの最大損失を無視する
- リターンを過大評価する(楽観バイアス)
- 低リスク=良い判断と誤認する
他モデルとの関係
- 関連:期待値思考、トレードオフ思考
- 補完:可逆・不可逆判断(戻せるか)、下振れ耐性思考
- 対立:リスク回避バイアス、ギャンブラー思考