限界思考(Marginal Thinking)
概要
全体平均ではなく、「追加で1単位行うこと(限界)」によって得られる追加利益と追加コストを比較し、意思決定するための思考モデル。
評価(1–5)
応用度:: 5
即効性:: 4
理解難易度:: 3
誤用リスク:: 4
評価コメント
評価コメント:: 投資・価格・時間配分などほぼすべての意思決定で使える極めて強力なモデル。ただし平均値で判断する癖が強いと誤判断しやすい。
最初の一問
- 「もう1単位追加したとき、本当に得か?」
狙い
- 平均ではなく追加判断で考える
- 過剰投資・過剰努力を防ぐ
悪い問い
- 「平均的に得か?」
- 「ここまでやったから続けるべきか?」
使い方(ミニ手順)
- 追加で行う単位(時間・金額・機能など)を定義する
- 追加コストを見積もる
- 追加リターンを見積もる
- 追加リターン > 追加コストなら実行
アウトプット例
- 箇条書き:
- 追加広告費:+10万円
- 追加売上:+15万円
- 限界利益:+5万円 → 実行
- 図の形:
- 限界コスト曲線
- 限界利益 vs 限界コストグラフ
- 交点(最適点)
使いどころ(活用例)
- ビジネス:追加投資判断、価格設定、機能追加判断
- 日常:残業するか、もう1時間勉強するか
- 判断・思考:やめ時・続け時の判断
典型的な誤用
- 平均値で判断する
- 限界コストを過小評価する
- 感情で継続する(サンクコスト)
他モデルとの関係
- 関連:期待値思考、トレードオフ思考
- 補完:サンクコスト効果、リスク・リターン思考
- 対立:平均思考